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現場/事例とこぼれ話

 
下水道本管が深い場合の推進工法 

住宅街で工事する場合、堀削が困難な場合は縦にトンネルのように掘り上げる工法を使う。

 
マンションの住戸メータ  

マンションの住戸メータをシャフトの中で配管しますが、時に配管を収めるのに苦慮する現場がある。まるで複雑な迷路だが、きっちり整理された配管の道。これも職人技と自負している。
 

 
液体窒素を使った凍結工事

断水できない現場では、管を凍らせることで一時的に断水し接続工事をおこないます。大口径管の場合1〜2時間くらい液体窒素を足し続けます。解凍通水の際は赤水がでないか水質検査をおこないます。
 

 
昔は川だった道路の下には…

昔は水路だった道路の下に橋の構造物が埋まったままでしたが調査ではわかりませんでした。ここは区道のため区役所に確認してから壊します。道路の下には思わぬものが埋まっているのです。

 
埋設管、掘ってみたら最悪だった現場。深刻な埋設管渋滞。

掘削工事をする際は事前に地中埋設管の調査をします。NTT・電気・ガス・下水道・給水管など。各企業体に立会して確認もしていただきます。都道・国道の道路幅は広いが、ライフラインの埋設はほとんど歩道に埋めています。車道は交通量も多いので、車道に比べ狭い歩道にこれでもかと埋まっています。きれいに見える華やかな都会の道路の下には深刻な埋設管渋滞の光景が広がっています。これは都道の歩道で過去最悪と感じた現場です。放置されたままの錆びた管が何本も重なっています。使われなくなったまま埋められた管が重なるように出てきました。今となってはこの管が何に使われたのかもわからず不明管が邪魔でも今更取り出す工事もできず、さらに次々と上にのせて隙間を埋めるように布設するしかないようです。事前に調べても不明管や残置管はわかりません。それらも経験をいかし、知恵をしぼり、給水管工事事務所・下水道事務所に指導を仰ぎながら完了までこぎつけます。
 

 
叱られたり、質問攻めに遭ったり、現場ではいろいろあります。

都会の夜間工事、その日も給水工事にやってきました。商店街の入り口付近のため飲食店もあり、近隣の告知、町内会長様にも周知のお手伝いをいただき、万全を期して「さあ頑張ろう!」皆で工事を進めていました。「おや?雨?霧雨かぁ。ま、仕方ないこのままやりましょう。」ということに。今夜は車両通行止め施工のため居住の方の帰宅タクシーは皆少し先で迂回して工事に協力していただいてました。明け方近くになったころ、酔っぱらい家路についた男性が、商店街をタクシーで通り抜けできないので、なぜか工事現場前で降ろされた。「なんで工事なんかしてるんだ!俺は聞いてないぞ!勝手に工事するなんて、何様だ!」と延々30分。ガードマンは現場の安全を受けもっているので、矛先は私に。「はい。・・・はい。・・・はい。申し訳ありません。」を何度となく。心の内は(雨にぬれて、延々30分。風邪ひくよ。そろそろ怒りをしずめて貰えませんか?)と思いながら、なんとかその場をしのぎ、叱られながら現場代理人としての1日が終わるのでした。
完成したそのマンションがいまも分譲中の幟が出ているのを見て、あの不条理を思い出しながら、早く完売するといいなぁと思うのでした。